メーカー指定‘シリンダ内径使用限度’は９６，１０ｍｍです。

シリンダー摩耗は限度以内だったので、オーナーと相談の結果、今回はピストンリング交換のみになります。ボーリングは次回のお楽しみです。

バルブの研磨も行います。

燃焼室、ポートのカーボン落とし、バルブの擦りあわせ 等を行いシリンダーヘッドを仕上げていきます。

ヨシムラ強化バルブスプリングを組み込みます。

バルブ擦りあわせ面（バルブフェイス＆バルブシートの当たり面）が均一に、漏れがないかも確認します。　光明丹にて当たり面位置、幅を確認したり、ガソリンや灯油を入れて滲みが無いか 等の方法で確認を行っていきます。

マフラースタッドボルトも、全部新品に交換です。

完成したシリンダーヘッド。

シリンダーヘッドカバーが、カムシャフトホルダを兼ねています。

ロッカーアームシャフトのOリングも交換します。

完成したＳＲＸ６００−４型

ハイカムを入れてのパワーUP＆単気筒の軽快さ、試乗していてもとても楽しく走る事が出来ました。

セル付きＳＲＸが新車販売になった際に拡販を進める為に、社員＆販売店に配られた商品ガイドが見つかりました。　非常に懐かしい想いです。

・原付〜リッターバイクまで、長年使用されてきたエンジンをリフレッシュしませんか？ 　

・カタナエンジンに関しては　カタナ・マスターブック：Ｐ９３〜１２２に、レーサーチューンエンジンオーバーホール内容　

・ロードライダー：２００４年１１月号のＰ４３には、当店舗でのフルオーバーホール＆チューンエンジンのコンプリートカタナが掲載されています。

・バイカーズステーション：２００４年１２月号のＰ３２には、エンジンオーバーホールアンケート返答内容が掲載されています。

・当店舗では、ヨシムラ商品の通信販売も行っていますし、エンジンオーバーホールは常時受け賜っております。　車輌＆エンジン単体どちらの状態でも持込み可能です。何時でも御問い合わせ下さい。