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ペガサスメンテナンスファイル 「刀道」
 

 

その二十一
GSX1100SE エンジンフルオーバーホール

 

 

@エンジン分解

Aエンジン組立て

Aエンジン組立て

 

ヨシムラ1135ccピストン&ボーリングシリンダー&交換ライナーです。

ボーリングはシリンダー内のライナー部分を広げていきますが、元のシリンダーライナーをボーリングするとライナーに不具合が有りました。その為にライナー交換になりました。 ヨシムラにおいてカタナのライナー交換はこのシリンダーが一機目だそうです。ヨシムラワンオフですね。

 

シリンダーに打刻された‘ヨシムラ 276’です。画像を拡大すると、ハッキリと読めます。

洗浄&チェックの済んだクランクケースに部品を組込んでいきます。

クランクケースが上下分割の場合、上部クランクケースを逆向きにしてクランクシャフト、ミッション等を組込みます。

ミッション関係では、シフトフォークを交換しました。

Oリング交換の為にオイルポンプを外すと、ゴミが入っていました。

シフトフォーク、シフトドラム等はクランクケース下側に組込み、逆向きにしてクランクケース上側に乗せます。 シフトフォークを、ミッションギア溝に合わせます。

クランクケース締付けボルトは、上下共々有ります。規定トルクで、指定された順序にて、締付けていきます。

クランクケース部分完成です。

光輝く、1135ccピストンヘッド&シリンダーです。

シリンダーヘッドを組込んでいきます。

今回は、IN&EXバルブ&バルブガイド&バルブスプリングも新品交換しました。

クランクケース、シリンダーにシリンダーヘッドを乗せていきます。
カムチェーンテンショナー内のOリング、オイルシールを交換します。

シリンダーヘッド組込み後に、カムシャフトの組込みです。 タイミングを合わせる為に、1番&4番ピストンを上死点にしておきます。

今回使用のカムシャフトは‘ヨシムラST−1’です。 

エキゾーストカムシャフトの2本です。 左側がノーマル、右側がST−1です。違いが御解りになるでしょうか?

↑ヨシムラHPの‘商品紹介・商品情報’内に、ステージNoの詳細について書かれています。 

 

先ず、エキゾーストカムシャフトのタイミングを合わせます。 その後にインテークカムシャフトタイミングを合わせます。

カムシャフトを組込み後に、再度バルブタイミングを調整で合わせていきます。タペットクリアランスは0,15です。ノーマルは0.07〜0.12なので、少し広めです。

この後、バーネットクラッチを組込みました。

各気筒の圧縮は11,6でした。

完成した1135cc フルオーバーホールエンジン。

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