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ペガサスメンテナンスファイル 「刀道」
 

 

その四
1135ccコンプリート車オーバーホール

 

 

@エンジン分解

Aクランクケース組立て

Bシリンダーヘッド組立て

Cエンジン完成

@エンジン分解

今回フルオーバーホールする事になった‘ペガサスコンプリート車’エンジン  (画像拡大は可能です)

2003年度のTIサーキットで行われるレース <モトルネッサンス> 参戦の前にフルオーバーホールを行います。 今回のオーバーホール内容は、<カタナマスターブック>内(P17〜P32&P93〜P122)にも掲載されています。搭載車輌は<カタナファイル スペシャル>内P97に掲載されています。 

シリンダーヘッドを取外した状態

ピストンヘッドは比較的綺麗で、カーボンの少ない状態でした。シリンダーヘッド部分掲載はカットしていますが、ノーマル状態でした。さて、カムシャフトはどうしようかな?・・・

ピストン取外し

4気筒の場合のピストン取外しは、2&3番を先に取り外します。    (一番=進行方向に向かって一番左側、クラッチ側)

1日目は腰上(シリンダー部分=クランクケースより上)だけの作業で終了しました(平成15年3月5日)

3番ピストン

取り外した時点での状態です。うっすらと見えている<YOSHIMURA>打刻

 

分解状態

4気筒マルチエンジンはクランクケースが上下割りになっています。  コンプリート車よ、「さぁ今からリフレッシュしていきますので、元気なパワーを復活して下さい!」

クランクシャフト

1100のクランクシャフトは、コンロッド大端がクランクピン圧入の為に、一般的には外しません。この部分が750と1100のエンジンの相違点です

カムチェーン

今回使用するレーシングカムチェーン:上(下がノーマルです) スーパーダイハード表面処理をチェーンのピンに施すことで、耐極圧性・耐磨耗性がUPしています。

販売元 アドバンテージ

3番ピストン

カーボン除去出来たピストンです。キャブレタークリーナーの原液に漬け込むと、カーボンが溶けてくれます。 ヨシムラ1135cc 74パイピストンが復活しました!

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